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目次
「避難指示」ってなに?発令されたらどうするべき?
「避難指示」が発令されたら、あなたはどのように行動しますか?
とるべき行動は、言葉どおり、避難を指示されたと受け止めて、速やかに安全な場所へと避難することです。
2018年度からは、「避難指示(緊急)」と、より強制力を強めた表現に変更されました。
「避難指示」だけでは緊急性が認知されにくく、実際に避難をしない人が多かったためです。
法的拘束力はありませんが、「避難指示(緊急)」が発令されたら、今すぐ身の安全を確保する行動が必要だと思ってください。
「避難指示」発令時の状況は?
避難指示はどのような状況で発令されるのでしょうか。
避難指示は、今から状況がどんどん悪化し、広範囲にわたり人的被害の危険性が非常に高まっているときに発令されます。
まさに命に係わる状況にあるので、逃げてください!という強いメッセージなのです。
「避難指示」発令時における行動は?
「避難指示(緊急)」は、後述する「避難勧告」の後に発令される場合が多いです。
「避難勧告」発令の時点ですでに避難している人は、さらに厳重に、今避難している場所が本当に安全かを確認しましょう。
もし、安全性が不十分である場合には、別の場所への避難を検討する必要があります。
まだ避難せず自宅待機をしていた場合は、速やかに、時間の余裕をもって安全な場所に避難しましょう。
しかし、時間的に余裕がない、夜間、道が寸断されている、など避難所へ向かう行動自体が危険な場合もあります。
その場合は、自宅内のより安全だと思われる場所で待機し厳重に注意しましょう。
避難指示が出てからでは遅い!事前に準備しておくこと
避難経験者を対象に、事前にこれを準備しておけばよかったと思うものについてアンケートをとりました。
その結果、上位3つは、1位が飲料水、2位が懐中電灯、3位が非常食になりました。
避難所へとたどり着いても、非常事態に陥ったときにはインフラが機能していないことも考えられます。
必要最低限の命をつなぐための飲み水、食料、そして何より精神的に安心できる灯りがあると心強いと経験者は語っています。
さらに、貴重品は必要最低限で良いと思われますが、避難生活が長引いたり、長期間自宅へ戻ることが制限される可能性もあります。
そのため、多少の現金、通帳、印鑑、保険証などはすぐに持ち出せるように日ごろから意識しておいてください。
「避難勧告」ってなに?発令されたらどうするべき?
人的被害の発生する可能性が明らかに高まっているので、可能であれば避難行動をとってください。
「避難勧告」発令時の状況は?
「避難勧告」は台風や、大雨、最近では爆弾低気圧など、気象庁が事前にある程度予測可能な気象条件の時に発令さる事が多いでしょう。
考えられる状況としては、台風に伴う暴風、大量の降水による土砂災害、河川の氾濫などです。
よく耳にする状況ですが、これらは気象庁が事前にある程度予測して発令するものであり、台風が接近し暴風がひどくなってから、大雨が降りだしてから、河川が氾濫してから、では避難のしようもありません。
「避難勧告」が発令されたならば、事態が悪化する前に逃げるのだと受け止めましょう。
「避難勧告」発令時における行動は?
「避難勧告」が発令されたら、持ち出すものを準備し、事態が悪化する前に避難行動をとりましょう。
「避難指示」にレベルが引き上げられてからの避難では遅く、危険が伴う恐れがあります。
「避難勧告」を軽く受け止めて後悔しないために
避難しなかったからといって罰則があるわけではありません。
でも、危険が迫っているということを認識し、余裕をもって避難しておくに越したことはないでしょう。
結果的に何も被害が無ければ「避難する必要がなかったな。」「避難したけどなんとも無かったじゃないか。」と思うかもしれません。
でもそれは結果論であり、念には念を入れて避難行動を取っておけば、不測の事態に陥った時「あの時逃げていたら…」と後悔することは避けられるのです。
日本には存在しない「避難命令」について
「避難命令」とは、読んで字のごとく「避難しろ」という強いメッセージです。
ところが、日本では制度上「避難命令」は存在しません。
どこからを「避難命令」とするのかは、その場の様々な状況を総合的に鑑みて判断しなければならず、気象庁や自治体が基準を定めることが難しいため、「避難命令」という制度は存在しないのです。
「避難命令」発令時の状況は?
先の項にも記したように制度上「避難命令」は存在しません。
ただ、東日本大震災の地震後の津波が迫っている状況で「緊急避難命令」や「避難せよ」という命令指示をしたことで被害を最小限にとどめることができた地域もありました。
切迫した状況で、必ず命に係わると現場が判断した場合、すぐに逃げろ!という危機感を伝えるために、結果的に「避難命令」という言葉で行動を促す、となるのです。
「避難命令」発令時における行動は?
もし、「避難命令」という言葉が出たのであれば、それは必ず命に係わる危機的状況にあるということです。
とにかく何も持たず、直ちに、迷うことなく逃げる、ただそれだけに尽きると言えます。
「避難指示」と「避難勧告」の違いを再確認しよう!
「避難指示」と「避難勧告」の違いは、危険度がどのくらい切迫しているかということになります。
避難勧告が出たらいつでも避難できるように準備し、出来る限り避難所へ移動する。
避難指示が出たら移動の安全性を見極めながら、直ちに避難所に向かう、という心づもりをしてください。
避難命令は制度上ありませんが、もし命令と言う言葉がでたならば、即命にかかわるレベルなのだと認識してください。
台風や大雨など予測がつく場合の「勧告」と地震や噴火など突然やってくる災害の場合の「指示」
避難勧告は、「台風や大雨など、ある程度被害予測がつく気象条件の場合に、念のため避難できる状態にしておいてください」と発令されることが多いです。
避難勧告が出たら落ち着いて速やかに避難するようにしましょう。
避難指示の発令は、2つのパターンが考えられます。
ひとつは、台風や大雨による「避難勧告」からレベルが上がり「避難指示」に変わる場合。
もうひとつは、地震発生後、津波や家屋の倒壊、大規模な家事に発展した際に、いきなり発令される場合です。
どちらにしても「避難指示」が発令した段階で避難行動をとるべきであると捉えましょう。
避難情報ととるべき行動を図解でわかりやすく!
以下に気象台や市区町村が出す情報と、避難レベルを避難勧告の前段階から並べてみました。
警戒レベルって何?段階ごとにわかりやすく解説
警戒レベルという言葉はご存知でしょうか。
警戒レベルとは、災害発生の危険度と、とるべき避難行動を、住民が直感的に理解するための情報です。
ここからは、5段階に区分された警戒レベルごとに、危険度ととるべき行動を解説していきます。
警戒レベルを用いて避難情報を伝えるとどうなる?
警戒レベルを用いて避難情報を伝えることで、直感的に災害状況を理解し、とるべき避難行動を判断することができます。
これまで、住民を災害から守るよう各市町村で避難情報を発信してきました。
にもかかわらず、避難が遅れたことにより命を落としたり、行方不明になるなどの人的被害が発生しています。
情報を発信しても、住民がその危険度を感じて、実際に避難行動をとらなければ被害は防げません。
そこで、避難情報を5段階にレベル分けして、直感的に状況を判断してもらえるようにしたのです。
警戒レベル1:災害への心構えを高める
災害が発生する可能性がありうるので、心構えをしておきましょう。
警戒レベル1では気象庁が「早期注意情報」を発表します。
災害発生の可能性はまだ低いですが、最新の気象情報などに注意しておきましょう。
警戒レベル2:避難行動の確認
避難する場合に備えて、避難行動を確認しましょう。
警戒レベル2では気象庁が「大雨注意報」や「洪水注意報」を発表します。
災害発生に注意しておかなければいけない段階です。
避難することになるかもしれないという意識をもって、避難場所や避難経路、避難のタイミングなどを再確認しておきましょう。
警戒レベル3:高齢者等は避難
市町村から警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始情報」が発令された段階です。
高齢者や障がいをもった方など、避難をするのに時間を要する人はこの段階で避難をしましょう。
また、土砂災害や河川氾濫の恐れがある区域に住んでいる人も、この段階で避難することを勧めています。
警戒レベル4:全員安全な場所へ避難
避難対象地域の人は全員、安全な場所へ避難しましょう。
警戒レベル4は、「避難指示」「避難勧告」が発令された段階です。
地域の避難情報を確認し、避難場所、あるいは、避難することが危険な状態であれば自宅や近くの建物など、より安全だと考えられる場所に待機してください。
警戒レベル5:命を守るための最善の行動を!
命を守るためにできる最善の行動をとってください。
警戒レベル5はすでに災害が発生している状況です。
避難場所へ向かうことは難しい段階にあると考えられるので、おかれている状況を確認し、できる限りの行動で身を守ってください。
家族を守るために、「避難」についてを理解しよう
いかがですか?
この記事では、避難するタイミングや、「避難勧告」「避難指示」がどのような状況で発令されるのか、レベル、緊急度の違いをまとめてきました。
また、「避難命令」は日本においては明確な定めがありません。
だからこそ「避難せよ」「逃げろ」という言葉が使われたら、それはまさに命にかかわる事態であると認識しなければいけないということです。
日本は台風や地震、噴火などの災害が多い国です。
実際に避難情報が出た時に、自分あるいは家族がどのような行動をとるべきか、今一度考える材料になれば幸いです。