看護師で転職をしたいけど、なんて言えばいい?
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
看護師という職業は、様々な理由から転職率・退職率が平均よりも多いと言われています。
看護師の転職理由のランキングとしては、「人間関係のトラブル」がダントツで多く、ついで「看護師以外にやりたいことがある」「体力的にきつい」となっています。
「今の職場を辞めたいけれど、退職理由の伝え方がわからない」「面接で転職理由をどう説明すればいいかわからない」という看護師さんは大勢いらっしゃいます。
結論、本音の転職理由を面接で馬鹿正直に伝えるのではなく、いかに転職理由をポジティブな志望動機に変換できるかが鍵となってきます。
また、履歴書の指導や面接対策をしてくれる転職エージェントの利用はほぼ必須だと言えます。
この記事を読めば、面接で効果的な自己アピールができるようになり、理想の看護師転職ができるでしょう!
- 看護師は、転職率の高い職業
- 人間関係や、給与・待遇で悩んでいる看護師は多い
- 退職時にはトラブルを起こさないことが大事
- 退職する前に、昇給や部署異動を願い出てみる
- 面接で前職の不平不満をいうのはNG
- 転職に困ったら転職エージェントを使おう!
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理由7選【看護師の本音】
まず、看護師の転職で多い理由を解説していきます。
中には、誰にも打ち明けられないような悩みで転職を決めた看護師さんもたくさんいらっしゃいます。
目次
看護師の転職理由1:複雑な人間関係がいやだ
転職の理由が人間関係であるということはなかなか言いづらいですが、実際は人間関係を理由に転職を決めた看護師さんは全体の20%もいると言われています。
女性が大半を占める看護師という職業上、人間関係でいざこざが起こってしまうことはよくあります。
また、人間関係で大きなトラブルがあって突然転職を決めるというより、日々の小さな人間関係のストレスが積み重なり、ある日転職という決断に到るケースの方が多いです。
看護師の転職理由2:給与面に不満がある
あなただけでなく、ほとんどの看護師さんも多かれ少なかれ「給料が低い」と思っているはずです。
どんなに仕事を一生懸命やっても、正当な給料をもらえなかったら、仕事に対するモチベーションはなくなってしまいますよね。
また看護師という職業柄、残業や土日出勤も多くなってしまいますが、残業代や特別手当てが支給されないという職場も多くあります。
もちろん、患者さんに満足してもらうことも仕事の対価の一つですが、やはり肝心の給料がよくなければ仕事を続けるモチベーションは下がってしまいますよね。
看護師の転職理由3:体力的にハード
看護師は、世間一般のイメージ通り、本当に忙しい仕事です。
ただでさえ昼間は様々な業務で忙しいのに、夜中も患者さんの対応をしたりと、一日中動いており、仮眠の時間さえないと言った状況が続くこともあります。
中には、17時間ぶっ続けの当直を終えた後帰宅し、数時間寝てからまた出勤という看護師さんもいるようで、体調を崩す原因の一つにもなってしまいます。
看護師の転職理由4:結婚・妊娠・介護など家族の問題
結婚や妊娠、親の介護などを機に職場を離れる看護師さんも多くいます。
待遇や給料に不満はないけれど、結婚・出産・育児のために看護師を退職するという方もいらっしゃいます。
また、夫の転勤についていくために、どうしても今の職場を辞めざるを得ないというケースもあります。
中には、お子さんが成長して子育てがひと段落したところで、もう一度看護師として病院で働くことを希望する場合もあります。
看護師の転職理由5:教育研修の体制が整っていない
看護師として新しく入った病院でちゃんとした研修を受けさせてもらえないまま、過酷な労働環境で働かされる看護師さんもいます。
特に新人の看護師さんは右も左もわからないはずなので、研修なしで実践に放り込まれてメンタルが折れてしまうことが多いようです。
ある病院では、あまりにも新人看護師への対応が酷かったため、大量の看護師たちが、入って1年でその病院を辞めてしまうというケースもあったようです。
看護師の転職理由6:自分の成長のため
今後の看護師としてのキャリアをしっかりと考えた上で転職を決断する方もいます。
現職では経験できないようなことをやりたい場合や、他の職場でより専門性を高めたいという場合は、転職するべきでしょう。
看護師に転職理由7:体を壊してしまった
ハードな看護師の仕事を続けていたために体を壊してしまう人も大勢います。
他にも、元々の持病が悪化してしまい、医者にこれ以上の勤務は無理だと判断された場合は現職を辞めざるを得ません。
転職の際には、現在通院中であるという旨や、服用中の薬などについて具体的に話した方がいいでしょう。
- 結婚や出産など、家族を支えるため
- 自分のキャリアアップのため
- 職場内の人間関係の悪化
- 給与面で不満を持っている
- 体力的に仕事を続けられない
- 院内の研修制度が機能していない
- 体調を崩してしまった
看護師の転職理由【建前】
ここからは、上司に退職を伝える時の注意点をご説明していきます。
大前提として、トラブル無く円満に退職するなら、以下の3点を意識すると良いでしょう。
- あからさまな嘘はつかない
- なるべくポジティブな言い方をする
- 不平不満をぶちまけない
あからさまな嘘をつくのはリスクがありますし、日頃の不平不満をぶちまけたところで根本的な解決にはなりません。
ここからは、看護師がトラブルなく円満に退職できるような建前上の理由をご紹介していきます。
建前上の転職理由1:キャリアアップのため
単に「キャリアアップのため…」というのではなく、「具体的に◯◯の業務を専門的に経験してみたいが、ここでは経験できないので転職したい」という意思をきちんと伝えることが大事です。
病院内での異動を打診されないように、「この病院では実現できない」とい点を強調することが重要です。
また給料が低いことを理由に退職する場合、ストレートに伝えるのではなく、キャリアアップのためと言った方が無難でしょう。
建前上の転職理由2:結婚・出産・夫の転勤など
結婚や出産など、家庭内のことを理由に退職する場合、比較的スムーズに退職ができます。
「結婚しても仕事は続けられるよね」といって引き止められないようにするために、「家庭をしっかり支えるために退職します」と固い意思を見せましょう。
出産や子育てで退職する時、今まで勤務時間などで配慮してもらっていた場合は、きちんとお礼も伝えて気持ちよく退職することが大事です。
建前上の転職理由3:親の介護のため
親の介護も、トラブルなく受け入れてもらいやすい退職理由です。
実家と勤務先が近い場合、勤務時間の短縮などを条件に引き止められてしまう可能性もあります。
引き止められた場合には、「介護と仕事の両立は厳しく、今後職場に迷惑をかけてしまうことになる」とはっきり伝えましょう。
建前上の転職理由4:職場の人間関係が嫌になった
人間関係を理由に退職する場合、一つコツがあります。
- 職場の人間関係が複雑ということをまず伝える
- 関係改善に努めたが、自分の力ではどうにもできなかった
- これを機に、改めて自己分析した
- 結果、ここではできない業務経験を積みたいと思った
上記のように、最初に人間関係が複雑で、努力したものの自分の力ではどうにもできなかったことを伝えます。
そしてそこから、「自己分析した結果、スキルアップを目指して、より専門的に学べる環境に移りたい」と続けます。
こうすることで、ネガティブな理由だけでなくポジティブな理由もあって転職したいと考えていることを伝えることができます。
- 自分のキャリアアップのため
- 結婚や出産、夫の転勤についていく
- 親の介護のため
- 人間関係がきっかけとなった
看護師さんに、転職前に考えてみて欲しいこと
看護師の仕事が辛くて今すぐ辞めたいと考えている人も多いかと思います。
しかし、すぐに転職に踏み切ってしまうのは非常にもったいないです。
給与や人間関係で困っているなら、まずは以下の2点を伝えてみてはどうでしょうか?
給与アップを打診してみる
給与が低いからと言ってすぐに辞めてしまうのではなく、一度給与の交渉をしてみましょう。
これまでの自分の成果や、どれほど職場に貢献してきたか、などを同僚からの意見も取り入れつつ職場に報告し、昇給を申し出てみましょう。
それでも昇給は無しということであれば、その理由まできちんと説明を求めましょう。
転職してから、「前の職場で、昇給を打診してみれば良かった…」と後悔しないように、職場に自分の思いをしっかり伝えましょう。
部署異動を願い出てみる
もし部署の人間関係で悩んでいる場合、一度部署異動を願い出てみることも有効な手段の一つです。
その際は、悩んでいることをなるべく具体的に打ち明けた上で、自分の努力ではどうにもならなかったということを伝えましょう。
しかし小さな病院の場合は、部署異動では解決しない場合もあるので、その時は転職まで視野に入れておくと良いかもしれません。
看護師のベストな転職時期を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください!
看護師の転職は、計画性がないと失敗する
いざ転職しようと思っても、計画が何もなければ次の職場は見つからないでしょう。
また、一時の感情で職場を辞めてしまっても、次の職場がなければ生活はできません。
ここでは、具体的な転職活動計画の立て方をご説明します。
具体的な転職計画の立て方
- まずは一回、しっかりとした自己分析をしてみる
- 自己分析をしてから、日時も交えた具体的な計画を立てる
まず大前提として、基本的には現職を続けている間に転職活動をすることをおすすめします。
転職計画の立て方ですが、本格的に求人を探す前に、まずは自己分析をすることから始めましょう。
以前自己分析をやったという方でも、過去のあなたと今のあなたは違いますので、面倒くさがらずにもう一度自己分析してみましょう。
自己分析をすることで、「なぜそもそも看護師になったのか」「本当はどんな看護師になりたかったのか」「自分に本当に合っている職場ってどういう場所だろう」ということを把握することができます。
自己分析をする手間を省くと、次の転職先でも「自分の希望通りの待遇ではない」「こんな業務をやりたい訳じゃない」と感じ、ミスマッチが起きやすくなってしまいます。
自己分析ができたら、「いつまでに求人を見つける」、「ここまでに書類選考に通ろう」「ここまで次の職場を決める」といったように具体的な日時も交えて計画を立てていきます。
看護師の転職では、転職サイトや転職エージェントを利用しよう
具体的に転職計画を決めるといっても、看護師さんはとても忙しいことが多く、「自分で求人なんか探しているヒマはないよ」という方も多いのではないのでしょうか。
結論、看護師さんが転職活動する時は、看護師の転職を専門にした転職サイトや転職エージェントの利用をおすすめします。
転職サイトや転職エージェントを利用すれば、あなた自身で求人を探さなくても、あなたにマッチした求人情報を転職サイトや転職エージェントが教えてくれます。
また転職エージェントのアドバイザーは、履歴書の書き方から面接の対策まで無料でやってくれますので、有効活用しない手はないでしょう。
勇気を出して転職のプロである転職エージェントを使ってみることで、結果的に良い職場とマッチングすることができるでしょう!
看護師の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント3選
ここからは、看護師の求人に特化したおすすめの転職サイト・エージェントをご紹介します。
以下解説していきます。
看護師転職におすすめ第1位:看護のお仕事
「看護のお仕事」は、サポートの充実度が最も優れている看護師専用の転職サイトです。
公開されているだけでも、約15万件ほどの求人を保有しています。
通常の転職サイトは、転職サイトに会員登録すると求人が届くようなシステムですが、看護のお仕事ではまず電話などで『カウンセリング』をしてくれます。
そのカウンセリングを元に求人を紹介してくれるので、自分の希望通りの転職活動ができます。
さらに、LINEを使ったサポートもしており、面接対策まで蓄積されたノウハウでアドバイスをしてくれます。
看護のお仕事を利用すれば、新しい職場の環境を事前に知ることができ、給与の交渉も転職のプロが代行してくれます。
転職活動中のサポートだけでなく、入職した後のフォローも手厚く、転職後の気になることもサポートしてくれます。
- 転職が不安
- 転職活動中から、入職までサポートをしてもらいたい
- 転職は手堅く丁寧に行いたい
- カウンセリング
- 求人紹介・履歴書添削・面接対策
- 雇用条件の交渉
- 入職後のフォロー
看護のお仕事に登録したら、めっちゃ丁寧に、日勤だけとか、夜勤含めてならいつ頃から転職サイト募集かけますとか言ってくれて感動したした。ナース人材バンクの人はそれすらも教えてくれなかったからなぁ
— ゆい (@__yuiyui0514) February 7, 2020
転職だと「看護のお仕事」がいいかな。
スタッフのサポートが手厚いです。http://t.co/jZUmQsuCKV— 【4/6週は桃(もも)スイーツ特集!】週刊絶品スイーツ紹介所 (@nursejob55) May 14, 2015
あたし2つ登録してるの(笑)
看護rooと看護のお仕事に登録してる!
連絡の感じとかが看護のお仕事の方がマメで親切な感じだから主にはそっちでお願いしてる!— あやこ_ (@_12060922) August 21, 2017
看護のお仕事は、転職を考えている看護師の方から対応が丁寧という口コミが目立ちました。
初めての転職の方や、サポートを丁寧にして欲しい方には向いているという口コミが多い傾向です。
北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・愛知県・岐阜県・静岡県・三重県・広島県・岡山県・鳥取県・島根県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
看護師転職におすすめ第2位:マイナビ看護師
マイナビ看護師は、人材紹介業界で最大手の『マイナビ』が運営する看護師専門の転職サイトです。
マイナビ看護師は、運営会社が業界最大手のマイナビというだけあって求人の数・種類ともにトップクラスです。
マイナビは看護師の業界に限らず、転職サービス業界でトップクラスの実績を持っているので、信頼性は抜群と言えます。
また、積極的に様々な求人情報を紹介・提案してくれるので、自分に合う勤務先を見つけやすいです。
業界トップのノウハウを生かした求人はユニークなものも多く、転職相談をする際には条件以上の求人も期待できます。
- 自分で転職先を選びたい
- いろんな求人を見たい
- 信頼性を一番重視したい
- 求人紹介
- 面接・見学サポート
- 転職セミナーやノウハウ公開
ゆっくり焦らず、のんびり転職したいタイプの看護師さんならマイナビ看護師が一番合うと思う
— tkshmym (@tkshmym) September 16, 2013
マイナビ看護師は転職をすぐにしたい!という方には不向きという口コミが多い印象です。
サポートが手厚いため納得して転職がしたいという方にはおすすめしたいという口コミが多く見られました。
また、マイナビ看護師からたくさん電話がかかってくるので、自分のペースで転職したい人には不向きかもしれません。
北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・愛知県・岐阜県・静岡県・三重県・広島県・岡山県・鳥取県・島根県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
看護師転職におすすめ:第3位看護ルー
看護roo!転職サポートは、看護師の口コミ掲示板など、看護師のコミュニティーサイトを運営する『看護roo!』が運営している求人サイトです。
看護roo!転職サポートの特徴は、ネットでは簡単に探すことができない『入職者の口コミ』を見ることができるという点です。
さらに無料会員登録をすれば、転職の悩みについて直接面談をしてくれたり、自分で求人を探すのではなく紹介をしてくれたりと『転職エージェント』と同様の使い方ができます。
転職のサポートだけでなく、転職先の給与の交渉であったり、今の職場へ退職交渉をしてくれたりと、手厚いサポートが評判です。
- 看護師転職が初めて
- 手厚い転職サポートを受けたい
- 入職者の口コミを特に参考にしたい
- 直接面談
- 求人紹介
- 応募手続き代行、面接日程調節
- 履歴書の添削
- 面接練習
とりあえず看護ルーの転職サイト登録してて今日担当の方と電話して転職先あげてもらったんだけどすごい話しやすかった〜〜!
— ま@新人看護師 (@bRmOB0i1eOVyb6L) June 6, 2019
来年は精神科で働きたいけ、看護ルーの転職サポートの登録した!
— 恵 (@megumi5775) April 7, 2017
看護ルーも医療ワーカーも担当の人がとてもいい人で助かってる。ありがとうございます。
— 愚痴吐きマシーン (@guchinohakidam1) September 18, 2019
看護ルーは転職紹介のサポート対応が丁寧と評判です。
初めての転職の方でも看護ルーを登録したという方の口コミが多い傾向です。
北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・愛知県・岐阜県・静岡県・三重県・広島県・岡山県・鳥取県・島根県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
ここで紹介した以外にも看護師に特化した転職サイト・転職エージェントはあります。
もっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください!
看護師転職の面接ではここを見られている
ここからは、面接の時に面接官はどのようなことに着目しているのかということをご説明していきます。
面接での「転職理由の答え方」は次の章で解説していますので、先に読みたい方は下のボタンを押してみてください。
面接であからさまな嘘はNG!
面接では、必ず「なぜ前の職場を辞めたのか」ということを聞かれますが、ここで自分をよく見せようと嘘をつくことはおすすめできません。
面接前に散々練習して、建前上のことをペラペラと喋っても、いざ面接本番になると話し方や挙動は思った以上に不自然になってしまうものです。
仮に面接を通過できたとしても、あまりにひどい嘘が後から発覚すると、内定取り消しになったり、最悪の場合は経歴詐称となってしまうことがあります。
前職を辞めた理由は前向きに
前職を辞めた理由は、ほぼ必ず聞かれます。
例え前職を「人間関係の悪化」「低い給料」「待遇の悪い労働環境」のせいで辞めたとしても、面接で前職の悪口を言うことは面接官にマイナスの印象しか与えません。
転職理由を面接官に効果的にアピールするには、ネガティブな理由でも、それをポジティブな考えに変換して伝えなければいけません。
前職での嫌な経験を、いかに次の病院への志望動機につなげるかが大事なポイントになってきます。
前職を短期間で辞めてしまった場合
もし、今までのキャリアの中で短期間で退職した職場がある時は、そこを短期間で辞めた理由について聞かれるでしょう。
結論、前の職場に対する不満や悪口をそのままストレートに伝えてはいけません。
この時、面接官が一番心配する点は、「今回もすぐに辞めてしまわないだろうか」「この職場では、人間関係でトラブルを起こさないだろうか」ということです。
このような心配をする面接官に対して有効な自己アピールをするには、以下の点を気をつけると良いでしょう。
- 前職での失敗をしっかり分析し、何が問題だったのかを言う
- 自分にも至らない点があったが、次からはこのように改善していくと伝える
- 前職で学んだスキルを存分に生かし、勤務先に貢献することをアピール
もし、前職でのトラブルで、あなたが何も悪くなかったとしても、周りの環境のせいだと面接官に言うことは非常に悪印象を与えてしまいます。
「自分にも至らない点があったが、次からは気をつけて、このように取り組んでいきます」ということをしっかりアピールしてください。
転職理由を聞かれた時のうまい答え方【例文付き】
ここからは、前職を辞めた理由を志望動機につなげて、うまく転職理由を答える方法をご説明していきます。
もちろん、キャリアアップを考えて転職した場合など、ポジティブな理由であればそのまま伝えても問題はありません。
労働時間が長くてしんどかった場合
転職をした看護師の1割以上が、「夜勤や残業が多く、体力的に負担が大きすぎたため」という理由で転職をしています。
しかし、面接官に夜勤・残業が多くて辞めたことを正直に話すと、「仕事に対して熱意が少ない」「採用しても、夜勤や残業をしてくれないのでは」と思わせてしまいます。
そこで、「残業が多く、体力的にも厳しかったため、通常の業務にも悪影響が出てしまった」「もっと患者さんに寄り添って丁寧に仕事をしたい」という点を伝えるようにしましょう。
「以前勤務していた病院では、多くの患者さんの面倒をみていたため、毎日◯時間もの残業が続いていました。時には、退勤して数時間後にはまた出勤するなんていう日もありました。
このような生活を続けていくうちに自分の体力にも限界がきてしまい、通常の業務にも手が回らなくなってきてしまいました。
今後は、担当している全ての患者さんにより一層寄り添って看護をしたいと思ったので、労働条件の良い貴院を志望させていただきました。」
人間関係が複雑だった場合
「前職の人間関係が最悪で悩んでいた」ということを面接官にストレートに伝えると、「今回も馴染めなかったらすぐに辞めてしまうのでは」と思われてしまいます。
そのため、「人間関係で自分にも非があったが、次からはしっかりと対策をとり、周りとうまく馴染むようにする」ということをしっかりアピールしましょう。
「前職では、看護師が一丸となって患者さんに寄り添うというということができていませんでした。
チームが結束できなかった原因には、自分のコミュニケーション不足もあったと反省しております。
今後は積極的にコミュニケーションをとり、他の看護師さんや医師さんとも協力しながら、患者さんに真剣に向き合えるよう一生懸命努力していきます。」
給与が見合っていなかった場合
看護師という職業は、労働時間が長くなりがちな割には給料があまり高くないという傾向があります。
もちろん、給与アップを狙って転職することは良いことなのですが、それを面接官にストレートにぶつけることは厳禁です。
面接官に、「患者さんに寄り添うことよりもお金を重視しているんだ」と思われないようにするためにも、効果的なアピールをしましょう。
「以前の職場で、私は〇〇のような成果を出してきました。しかし、年功序列制が根付いていたため、自分の成果が正当に評価されていないと感じました。
自分の成果をしっかりと評価してくれ、自分のモチベーションにもつなげることができるであろう貴院を志望させていただきました。」
「看護師の転職理由」まとめ
今回は、看護師さんの本音の転職理由や、面接で転職理由を聞かれた時のうまい回答方法をご説明してきました。
現在看護師は人手不足の状態が続いており、また、看護師さんは一般の職業に比べて転職が多いのも事実です。
しかし、面接で退職理由をしっかり答えられないと、転職に成功する確率はグンと下がってしまうでしょう。
しっかりとした転職計画をたてた上で、転職サイトや転職エージェントを使って面接の対策をし、あなたの理想通りの看護師キャリアを築いていきましょう。
- 看護師は、転職率の高い職業
- 人間関係や、給与・待遇で悩んでいる看護師は多い
- 退職時にはトラブルを起こさないことが大事
- 退職する前に、昇給や部署異動を願い出てみる
- 面接で前職の不平不満をいうのはNG
- 転職に困ったら転職エージェントを使おう!
未経験業種への転職をお考えの方はこちらの記事もご覧ください!