「なので」は書き言葉なの?履歴書や面接での正しい使い方を徹底解説!

あなたは「なので」という言葉を正しく使えていますか?

実は、「なので」は使い方を間違えやすい日本語です。

この記事では、「なので」の意味や使う上での注意点、ビジネスシーンで使える言い換え表現まで徹底解説します!

これを読めば、もう失礼を恐れずあらゆる立場の人と積極的にコミュニケーションを取ることができます。

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「なので」の意味と使い方

なので_使い方

「なので」の意味
断定の助動詞「だ」+接続詞「ので」を組み合わせてできている言葉で順接を表す
つまり、「なので」は言葉と言葉を繋ぐための、接続詞的な役割で使用されるフレーズです。

そのため、文頭で使うのは正しくないとされています。

「なので」を正しく使うには?

「なので」を正しく使うには、前後に来る文章の配列を意識しなければなりません。

「なので」は、順接の文章で使われます。

「原因」→「なので」→「結果」という順番で文章を配置すれば、「なので」を正しく使えていることになります。

例文
  • 甘いものが好きなのでケーキが大好物です。
  • 平日は仕事なので6時に起きます。
  • 普段はデスクワークなので、運動不足が気になります。

「なので」は文頭では使えない?

「なので」は、「だ」+「ので」の連語であり接続詞なので、一般的に文頭で使うことはできません。

ただし、文法的に正しくはないものの、現代では「なので」を文頭に使うことが認められつつあります。

例文
  • こちらのスーパーは、ティッシュが売り切れです。
    なので、ほかのお店に行きましょう。

「なので」はビジネスの場では使えない?

結論から言うと、「なので」は、ビジネスの場では使用しない方がよいです

特に、履歴書や面接では使用は控えましょう。

「なので」は「だから」と同じ意味合いで使うことができ、丁寧さに欠ける言葉だからです。

「なので」自体は正しい表現ですので、同僚や後輩には使用しても問題はありません。

しかし、カジュアルな印象を与えてしまう可能性があり、目上の人に対してやビジネスの場では使用を控えましょう。

また、目上の方がいない場面でも、会議やプレゼンテーションなどビジネスの場では「なので」の使用は控えた方が良いでしょう。

ビジネスシーンでは、日頃から「ですので」や「したがって」などに言い換えて使用することで、上司や取引先のお客様など、目上の方に対してうっかり「なので」を使用してしまうといったミスを防ぐことができます。

例文
×社長がそろそろ到着されるそうなので、迎えに行きます。
◎社長が到着する予定ですので、迎えに行きます。

「なので」「ですので」「だから」の違いと使い分け

なので_使い分け
「なので」は使う場面に注意が必要な言葉であることは分かりました。

それでは、似たような表現の「ですので」「だから」について、「なので」との違いや、それぞれの意味と使い方を解説します。

「なので」と「ですので」の違い

「ですので」は、「なので」の敬語表現です。

「ですので」
断定の助動詞「だ」の丁寧語「です」+接続詞「ので」の連語で、
「なので」の丁寧語
「なので」と言いたい場面で、敬意を示したいときは「ですので」を使用しましょう。

「なので」と「だから」の違い

「だから」は、かなりラフな言い方がされている接続詞です。

「なので」とほとんど同じような意味があるものの、よりカジュアルな雰囲気があり、ビジネスの場では、ほとんど使う場面はないです。

かなり信頼関係のある職場の同僚や、友達と会話をしている時に「だから」が使われていることが多いです。

「なので」はビジネスシーンでは使えない!言い換え表現を紹介

なので_類語
ビジネスシーンでは「なので」の使用を控えたいですが、一体どう言い換えればいいのでしょうか。

「なので」の言い換え表現
  • そのため
  • したがって

そのため

「そういうわけで」「それゆえ」という意味の接続詞で、「なので」と同じように順接の表現です。

例文
  • ウイルス性の病気が流行しています。そのため、外出は控えましょう。

したがって

こちらも同様に前の文と結論をつなぐ役割ですが、「なので」よりも丁寧な印象になります。

例文
  • 事故の発生にしたがいまして、商品を自主回収させていただきます。

履歴書や面接で「なので」は不適切?正しい書き方

なので_履歴書
面接や履歴書で「なので」は使うべきではありません

「なので」を使ってはいけない理由
  1. 敬語ではないから
  2. 砕けた話し言葉であるから

「なので」は敬語表現ではない

「なので」は敬語表現ではないため、ビジネスシーンや目上の方に使うためには、言い換えが必要です。

そのまま敬語に言い換えると「ですので」になります。

ただし、「ですので」も口語表現であるため、履歴書で使用するのであれば「ですから」「そのため」「したがって」などが適切でしょう。

「なので」は砕けた話し言葉である

「なので」は砕けた印象の話し言葉です。

そのため、ビジネスや就活で使用することは適切ではありません。

その上、「なので」は口語表現であるため、公文書や論文でも適切でないことを覚えておきましょう。

「なので」で論理的な文章を作成する

自分の最終的な考えを相手に伝えるためには、自分の意見の理由について理解してもらわなければなりません。

そして、「なので」は理由について上手に言及して、最終的な意見について報告するのに役立つフレーズです。

そのため、この記事の中でも紹介された「なので」や、「なので」と似た意味がある言い回しを生活の中で使いこなして、論理的な文章を作成するのは大切なことです。

「なので」を正しく使い、スムーズなコミュニケーションが取れるようになりましょう!