この記事を読んでいる方の中には、こうお悩みの方も多いのではないでしょうか。
企業や転職エージェントが集まる東京(首都圏)とは違い、地方での転職には難しい部分がありますよね。
今回は、地方で転職する際の転職エージェントの選び方やおすすめ、転職エージェントの上手な使い方までをわかりやすく解説していきます。
また、地方から東京へ転職する場合など、様々なケースに合わせて詳しく説明していきます。
この記事を読めば、地方で転職するコツを理解し、効率的に転職を成功させることができます!
- 地方へ転職する場合も、地方から首都圏へ転職する場合も転職エージェントを使った方が良い
- 転職エージェントには、総合型転職エージェントと特化型転職エージェントがある
- 各都道府県に、地元に特化した転職エージェントがある
- 総合型転職エージェントと特化型転職エージェントを組み合わせて使うことで転職成功率はアップする
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目次
転職エージェントの種類って?
- 転職エージェントは大手総合型と地元特化型に分類できる
- 大手総合型は、求人量・サポート体制・求人の質に優れている
- 地域特化型は、地元に密着した企業の求人・地方での求人量が多い
- 双方の転職エージェントをうまく使うべき
転職エージェントを選ぶ前に、まずは転職エージェントにどんな種類があるのかを抑えておきましょう。
転職エージェントは、大手総合型と地元特化型に大きく分けられます。
大手総合型は、求人量、サポート面、大手や高収入の求人の量に優れています。
転職エージェントは、転職希望者へのサポートとして、担当のアドバイザーを付け、転職希望者の希望やこれまでのキャリア、市場を鑑みながら、企業の紹介、日程調整、面接のアドバイス、企業の情報の提供などを行ってくれます。
その際、大手総合型の転職エージェントが持つ幅広い情報は有利に働きます。
地方にも拠点がある場合、対面での面談が可能であるという点にもメリットがあります。
一方、地域特化型では、地元に密着した企業を探しやすいというメリットがあります。
地方のみの求人数では、地元密着型の方が大手総合型よりも多くの求人数を保有していることもあります。
ただ、求人のポストや給与面、内定までのサポート面を見ると大手に軍配が上がる場合もあるため、双方をチェックして良いとこどりをしていきましょう。
転職エージェントの失敗しない選び方|地方から東京へ転職したい場合は?
では、大手総合型と地域特化型の中からどうやって選べば良いのでしょうか?
地方と首都圏では、転職エージェントの選び方に違いがあります。
選び方のコツをきちんと理解して、効率的に確実に転職しましょう。
- 地方から首都圏への転職:大手総合型2社以上+地域特化型1-2社を利用
- 地方から首都圏への転職:大手総合型3社以上を利用
- その他にも、自分のスキルや年齢、居住地などによって自分に合った転職エージェントを選ぶ
地方から首都圏への転職をする場合の選び方
まずは、地方から首都圏へ転職する場合の転職エージェントの選び方について説明していきます。
地方から首都圏へ転職する場合は、大手総合型3社以上利用することがおすすめです。
なぜなら、地元特化型の転職エージェントには、首都圏での仕事は掲載されていないからです。
そのため、大手総合型を利用することが必須なのです。
また、大手総合型の中でも地元に拠点がある転職エージェントを選ぶことで、アドバイザーとの面談も可能になります。
地元に拠点がない場合でも、テレビ電話や電話などで面談を行うことができます。
首都圏から地方への転職をする場合
次に、首都圏から地方への転職する場合の転職エージェントの選び方を解説します。
東京など首都圏から地方への転職する場合、大手総合型2社以上+地域特化型エージェント1-2社利用するのがおすすめです。
大手総合型の転職エージェントは、地元特化型に比べ、地方であっても求人保有数が多いからです。
さらに、お住まいの地方に拠点があるエージェントであれば、転職アドバイザーとの対面での面談が可能です。
転職についてのノウハウを持っているアドバイザーが多く、サポート体制が整っています。
比較の意味も含めて、大手総合型から2社は確実に利用しましょう。
一方、地元密着型にも、地域に限って言えば大手転職エージェントより多くの求人数を保有しているエージェントや、非公開求人に地元の優良企業を持っている転職エージェントもあります。
また、エージェントの本拠地に出向くことが難しくても、電話やビデオ電話を通じての面談が可能である場合が多いです。
併用して万全を期すと良いでしょう。
自分に合ったエージェントを選ぶ
転職エージェントによって、求人の量、質、サポートが異なります。
それらを見極めた上で、自分のスキルや年齢、年収、居住地に合った転職エージェントを選びましょう。
自分の地域に拠点を構える転職エージェントを選ぶことで、対面での面談が可能となり、よりしっかりとしたサポートを受けることも期待できます。
また、自分が転職したい分野に強い転職エージェントを選ぶことで、正しいアドバイスを得られたり、逆に幅広い職種を提案しているエージェントを使うことで、総合的な視点からキャリア形成をサポートしてもらえる、ということもあります。
自分のニーズを判断した上で、自分に合った転職エージェントを選びましょう。
では、実際にはどのような転職エージェントがあるのでしょうか。
地方での転職でも使うべき?おすすめの大手転職エージェント
先程、大手総合型と地元密着型の転職エージェントを上手く使い分けることが重要だと説明しました。
その両方のおすすめ転職エージェントご紹介します。
まずは、大手総合型の転職エージェントを挙げていきます。
ぜひエージェント選びの参考にしてみてください!
リクルートエージェント
地方で転職を考える全ての人におすすめできる転職エージェントです。
株式会社リクルートキャリアが展開しており、抜群の知名度が実績・求人数へとつながっています。
転職支援実績は約40万人で全転職エージェント中1位、求人数は公開・非公開合わせて30万件以上です。
エンジニア、MR、第二新卒、ハイクラス、Uターン・Iターン、外資系など各種の属性にも特化した転職サポートも行って多様なニーズに応えており、中でも特に営業職・ITエンジニア・通信業界の求人が豊富です。
また、運営元のリクルートエージェントが、アドバイザーとして優秀なスタッフを派遣している傾向にあり、転職希望者の希望や市場の動向などを加味した適切なアドバイスを行ってくれます。
アドバイザーとの相談だけでも、足を運ぶ価値があるでしょう。
doda
電通バズリサーチによる利用者へのアンケートでは、転職者満足度1位を誇る転職エージェントです。
約13万5000件の求人数を持ち、求人の質や提案力、アドバイザーの質といったバランスにも優れています。
また、各地で積極的に転職イベントを開催しており、特に東京では毎週何らかのイベントを行っています。
採用担当者と直接話す機会もあり、会社の雰囲気やニーズを掴むこともできるので、ぜひ足を運んでみましょう。
さらに、dodaが提携している転職エージェントから、転職希望者の経歴に見合った求人を紹介するコンタクトメールが届きます。
会社のレベルやニーズを参考にしながら転職活動を進めることができます。
名の知れた大手から中小企業まで、多様な選択肢から優良企業を選びたい方におすすめのエージェントです。
JACリクルートメント
ミドルクラス、ハイクラスの転職に特化した転職エージェントです。
高学歴、語学力、スキル、海外勤務などを備えたハイスペック人材に向けたサービスであり、日系から外資まで、大手・優良企業を多数紹介しています。
コンサルタントの対応も非常に高評価で、利用者アンケートでは、93%の人が「友人・知人にも紹介したい」と回答しています。
ただし、ある程度のキャリアなどのスペックがないと、ドライに扱われる場合がある点は注意しましょう。
また、他社との違いとして、担当アドバイザーが複数名つく、ということが挙げられます。
他のエージェントでは、企業から求人を獲得する企業担当とキャリアアドバイザーは別の担当になりますが、JACでは企業担当とキャリアアドバイザーが同一人物になります。
よって、より企業を理解した上での提案が期待できます。
パソナキャリア
25万人の転職支援実績、求人数は3万9000件以上、転職した人の67.1%が年収UPを実現しています。
2020年はオリコン顧客満足度調査で2年連続の1位を獲得しており、丁寧なサポート体制には定評があります。
転職に不安があり、しっかりと相談したい方にお勧めできます。
また、求人の質や電話やメールなどのレスポンスの速さ、女性への対応などに利用者の高評価の声が上がっています。
47都道府県全てに展開しています。
地方に強い!地元特化型の転職エージェント 47都道府県
次に、47都道府県それぞれに展開する、地元密着型の転職エージェントを見ていきましょう。
自分が今住んでいる、もしくは転職先として考えている企業の都道府県には、どんな転職エージェントがあるのかチェックしてみましょう。
都道府県 | 転職エージェント |
---|---|
北海道 | リージョナルキャリア北海道 ジョブキタ |
青森県 | あおもりくる |
秋田県 | ヒューレックス |
岩手県 | ビージョブなび |
宮城県 | ヒューレックス |
山形県 | 山形転職 |
福島県 | フクジンキャリアサポート |
栃木県 | リージョナルキャリア栃木 |
群馬県 | スターキャリア |
茨城県 | いばキャリ |
埼玉県 | 富士ヒューマンテック |
千葉県 | ちばキャリ |
東京都 | マイナビエージェント |
神奈川県 | マイナビエージェント |
新潟県 | にいがた就職応援団CAREER |
富山県 | リージョナルキャリア富山 |
長野県 | リージョナルキャリア長野 |
山梨県 | トロッカ |
静岡県 | リージョナルキャリア静岡 |
愛知県 | パーソネル |
石川県 | 人材情報センター |
福井県 | 福井転職支援センター |
岐阜県 | ジンサボ!ぎふ |
滋賀県 | WORKしが |
三重県 | リージョナルキャリア三重 |
京都県 | コトコト |
奈良県 | なら就活ナビ |
兵庫県 | マイナビエージェント |
大阪県 | マイナビエージェント |
和歌山県 | わかやま転職ガイド |
鳥取県 | Webメリット |
岡山県 | キャプラ転職エージェント |
島根県 | Webメリット |
広島県 | キャプラ転職エージェント |
山口県 | じょぶる山口 |
香川県 | キャプラ転職エージェント |
徳島県 | いつか徳島 |
愛媛県 | キャプラ転職エージェント |
高知県 | 高知求人ネット |
福岡県 | アソウ・ヒューマニーセンター |
佐賀県 | さがUターンナビ |
長崎県 | アソウ・ヒューマニーセンター |
大分県 | アソウ・ヒューマニーセンター |
熊本県 | リージョナルキャリア熊本 |
宮崎県 | インタークロス |
鹿児島県 | アソウ・ヒューマニーセンター |
沖縄県 | JTB沖縄人材バンク |
地元密着型の転職エージェントをいくつかピックアップして、サービスを見てみましょう。
キャプラ転職エージェント
キャプラ転職エージェントは、岡山・広島・香川・愛媛を中心とした中国・四国地方に特化した転職エージェントです。
公開求人は約1900社となっていますが、総求人数のうち、非公開求人が80%を占めています。
中国・四国地方の優良企業の求人を多数揃えているのが強みです。
また、転職コンサルタントによる手厚いサポートが受けられる点も、キャプラ転職エージェントを利用するメリットと言えます。
福井転職支援センター
福井県内1位の求人数を誇る人材派遣会社「キャリアネットワーク」が運営しています。
総求人件数は2048件と、リクルートエージェントが保有する福井の求人数は658件と比較して約3倍の求人数を誇ります。
福井での就職に重点を置いており、Uターン、Iターン、地元でもっと活躍できる仕事先を見つけたい、といった希望に応えるサービスを展開しています。
また、経営者からの直接のオーダーでの求人がほとんどなので、他の求人メディアには載っていない求人が紹介されています。
福井での転職を考えている方は、ぜひ登録するべきでしょう。
最初の面談から1ヶ月以内に入社を決めている人もおり、親身なコンサルタントには定評があります。
じょぶる山口
山口県下最大の転職エージェントであり、8000件以上の求人数を保有しています。
リクルートエージェントが山口県に保有する求人数1081件と比較すると、約8倍の求人件数を誇ります。
サイト利用者は30万人を突破、求人応募者は3000人以上となっています。
一方、正社員の募集件数は約300件弱となっているため、正社員での転職を目指している方は、やはり大手総合型のエージェントとの併用がおすすめと言えます。
転職エージェントは使えない!?不安を解消するためにするべきこと
転職エージェントを使ってもあまり効果がないのでは、エージェントって使えないのでは…?と不安に思った方もいるのではないでしょうか。
残念ながら、あまり対応の良くないアドバイザーに当たってしまうこともあります。
「使えない」転職エージェントを避けるために、以下の2つを実践しましょう。
- 複数の転職エージェントに登録する
- 担当のアドバイザーが合わないと感じたら、変更を打診する
転職エージェントには複数登録
1つダメでももう1つ、というように予備を設けておきましょう。
転職エージェントは非公開求人なども多く保有しているため、登録することのメリットは大きいです。
また、転職エージェントの登録料は基本無料です。
登録するデメリットは特にないので、複数登録して、自分に合った転職エージェントを探しましょう。
アドバイザーが合わないと感じた場合、担当者の変更を打診する
アドバイザーに違和感を感じた場合、遠慮せずに変更を打診しましょう。
変更することで、自分に合ったサービスを受けられる場合もあります。
では、避けた方が良い、「使えない」転職エージェントとはどのようなものなのでしょうか。
- 希望に合った求人を紹介してくれない
- 興味のない選考への応募を勧めてくる
- 連絡が遅い
- 連絡がしつこい
- 態度が横柄
- 業界知識への知識が不足している
運が悪いと、このような転職エージェントに当たってしまう場合もあります。
自分の担当アドバイザーが当てはまる、と感じた場合は、速やかに転職エージェントやアドバイザーを変更しましょう。
地方での転職は電話面談も可能?転職エージェントを有効に活用するには?
地方での転職活動にあたり、転職エージェントを有効活用するために、自分が気をつけるべきこともあります。
以下、4点の重要なポイントをお伝えしていきます。
地方の転職、首都圏の転職の両方に言えることも含まれています。
ぜひ注意深くチェックしてみてください。
- 複数の転職エージェントを利用していることを正直に伝える
- メールは素早く返信する
- 企業への推薦状は自分で確認する
- 電話面談が多いため、より自分の意見をはっきり伝える
複数の転職エージェントを使っている状況を正直に伝える
複数の転職エージェントを利用していることは伝えましょう。
転職エージェントは、競合他社ではなく自社で転職を成功させて欲しいと考え、より手厚く支援してくれます。
自分の学歴・職歴・スキルは正直に伝えましょう。
虚偽の経歴が確認されると、転職エージェントや企業との信頼関係が壊れます。
最悪、求人を紹介してもらえなくなることもあるので、経歴の詐称はしないようにしましょう。
メールは素早く返信する
転職エージェントのアドバイザーは、多数の利用者と連絡を取りながら企業を紹介しています。
返信が遅いと、後回しにされて良い求人を紹介してもらえなくなる可能性があります。
また、2週間に1度は連絡し、意欲を見せると良いでしょう。
アドバイザーに書いてもらった推薦状は自分で確認する
自分の意図にそぐわない内容や、経歴の羅列のみなどになっていないかどうか、自分で確認しましょう。
電話面談が多いため、より自分の意見をはっきり伝える
地方で転職活動をする場合、直接転職エージェントへ面談に行くことが難しいため、電話での面談が多くなります。
電話の場合、対面での面談よりも自分の人柄などわかってもらいにくいというデメリットがあります。
そのような欠点を補完するために、なるべく自分の意見や希望をはっきりと伝えるようにしましょう。
転職エージェントの登録から内定までの流れ
転職エージェントに登録してから、どのような流れで内定に至るのでしょうか。
リクルートエージェントの例から、転職エージェントとコンタクトを取ってから内定に至るまでの流れを見ていきましょう。
登録してから、企業選定、書類、面接対策と、内定に至るまで一貫して転職活動をサポートしてもらえます。
転職にかかる期間は人によって異なり、働きながら転職活動をする人の平均的な転職活動期間は、2-3ヶ月程度です。
人によっては1ヶ月程度で転職が決まったり、半年程度かけてじっくり選ぶ人もいます。
また、年齢が上がるほど、転職活動にかける時間が長くなる傾向にあります。
転職活動に焦りは禁物。
落ち着いて取り組みましょう。
転職エージェントとハローワークの違いとは?
ハローワークも転職のために使える、ということは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、転職エージェントとハローワークは何が違うのか、どちらを使うべきなのかを解説していきます。
- ハローワークを使っても転職できる
- 地元付近の職場を探しやすい
- 職場の情報について自分で調べる必要がある
ハローワークを使っても転職できる
ハローワークとはそもそも、公共の職業安定所です。
そのため、ハローワークでも、職員に無料で相談しながら求人を探すことは可能です。
求人紹介や転職相談以外にも、雇用保険の事務などを行っているため、条件を満たした場合、失業保険の手続きも行うことができます。
地元付近の職場を探しやすい
ハローワークは、職業安定法の「求職者に対し、できる限り、就職の際にその住所又は居所の変更を必要としない職業を紹介するよう努めなければならない。」
という文言に基づいて運営されているため、基本的には自宅から通える求人を紹介してくれます。
自宅付近の職場を探している方は、積極的に利用しても良いでしょう。
職場の情報について自分で調べる必要がある
一方デメリットとしては、会社の雰囲気や労働条件などは自分できちんと調べる必要があることが挙げられます。
ハローワークでの求人掲載は無料であるため、様々な企業が登録しています。
自分に合った条件かどうか、待遇面などはきちんと確認しましょう。
それさえできれば、自宅近くの職場を探している場合、ハローワークも積極的に活用してみても良いでしょう。
地方の転職エージェント|まとめ
今回は、地方での転職エージェントの選び方をご紹介しました。
あなたに最適な転職エージェントを見つけ、うまく活用できれば、転職は絶対に成功します。
最後に、記事のおさらいをしましょう。
- 大手総合型と地元特化型、両方の転職エージェントを活用する
- あなたの特性、在住地、転職先にそれぞれ合った転職エージェントがある
- 地方の転職に転職エージェントは活用するべき
- 「使えない」転職エージェントは変更する
- 地元で転職したい場合は、転職エージェントとハローワークを併用するのもあり