責任感が強すぎてちょっと生きにくい…
責任感が強いってよく言われるけどどういうことなんだろう?
責任感が足りないと言われるけど、どうすればいいの?
「責任感」という言葉の捉え方は人それぞれです。
あなたは責任感が強いという言葉をどのようにとらえていますか?
この記事では、責任感の強い人の特徴や短所・長所、自己PRでうまく伝える方法などを解説します。
自分のことをよく理解して「責任感が強い」という強みを最大限生かしましょう!
- 「責任感の強さ」は責任を重んじてそれを果たそうとする気持ち
- 【長所】真面目、几帳面、信頼されやすい
- 【短所】人の話にあまり耳を傾けない、なんでも請け負う
- 「責任感の強さ」をPRする際は、事実を踏まえ自惚れと思わせないようにする
- 責任感は身につけられる
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目次
「責任感」の意味とは?
まずは「責任感」という言葉の意味を解説していきます。
漢字一つ一つの意味を見ていきましょう。
「責」は金銭を意味する貝(かい)という文字から構成されており、金銭の取り立てをするという意味があります。
「任」は「人が抱え込む」から転じてになう、「まかせる」ことを指すようになりました。
よって、「責任」とは「金銭の取り立てを任せる」という意味から転じて、自分が引き受けて行わなければならない任務、それに対して負う義務や償といった意味を表します。
次に「感」とは物事を見たり聞いたりして起こる心の動きを意味します。
それゆえ「責任感」とは責任を重んじてそれを果たそうとする気持ちを意味します。
責任の類語
責任の類語では法律上良く使われる言葉として「義務」、「責務」、「責め」などがあります。
- 「業務遂行の義務感だけでは確実な目標達成を望めません。」
責任の類語で、モラルについて用いられる類語には「役目」、「役割」、「努め」などがあります。
これらの言葉は法律上の罰則や制裁などは伴わない「信義」の問題に関係しているのです。
- 「労務管理は上司としての役目」
- 「業務上の自分の役割」
- 「解り易く生徒に教えるのは教師の努め」
法律上の「責任」の意味
法律上の「責任」とは法律上の不利益または制裁を負わされることを意味します。
違法な行為をしたものに対する法的な制裁を指し、民事責任と刑事責任があります。
「法律上の責任」を英語では「legal obligation」と表現します。類語の「duty」などは道徳的義務と法律的義務の両方の意味を持っています。
責任感が強い人の特徴7選!
「責任感が強い人」とは何事にも厳格で、法律はもとより道徳や規律をきちんと守るような人物がイメージされますよね。
いい加減な言動を発し、仕事を適当にやるような人とは対極にあります。
「責任感が強い人」の典型的な特徴を示します。
- 何事にも几帳面
- 強い信念を持ってる
- 時間に厳しい
- 独立心が強い
- 人に信頼される
- 計画的で構想力がある
- 人材マネジメントが弱点
何ごとにも几帳面
「責任感が強い人」は打ち合わせでは必ずメモを取るような几帳面(きちょうめん)なところがあります。
常に自分の仕事に問題はないか、課題は何かと考えているので大切なこと、自分の知らない言葉など忘れないうちに書留めるのです。
「責任感が強い人」は上司が今どこに出張しているのかも良く知っていて、自分のスケジュール管理も完璧です。
更に、仕事ばかりでなく家庭サービスや遊びなどのプライベートなことまでしっかり熟知・管理するなどあらゆることに几帳面です。
強い信念を持っている
「責任感が強い人」は約束は必ず守るなど仕事や生き方に自分なりのしっかりとした考え方を持っています。
おそらく曖昧(あいまい)な考えや意見には納得せず、極端に言えば「是か非か」をはっきりさせたい性格なのです。
価値感や生き方が明確なのは自分に確固とした考えがあるからなのです。
「責任感が強い人」は強い信念を持っているのです。
時間に厳しい
「責任感が強い人」は時間厳守にとてもうるさいです。
待ち合わせ場所には必ず10分前までには到着したいと考えている人が多いのではないでしょうか。
外部の会議では、電車の遅れや不測の事態を想定して少なくとも30分の余裕をもって常に行動しているのが「責任感が強い人」です。
違う言葉で言い換えれば「軍隊」のように時間に対して厳格な人なのです。
部下や同僚が打合せ時間どおりに集まらない場合には、「責任感が強い人」はその理由が気になってしまうでしょう。
時には、イライラしたり厳しく問い詰めることもあります。
自分が時間に厳しいので他の人にも厳しいということでしょう。
独立心が強い
他の人の意見や考え方に左右されず、自分の堅固な考えを主張する人は、「責任感が強い人」なのです。
物事にいつも真剣に向き合って行動するので自分の考えをまとめたり、明確にすることが容易なのです。
責任感の強い人は他の人に依存するような生き方はしない「独立心が強い人」が多いです。
「独立」の類語は「自立」で他の人に頼らない人のことを「自立心が強い人」と言います。
責任感が強い人は「自立心が強い人」とも言えるでしょう。
人に信頼される
指示された仕事は最後まで諦めずやり抜く、約束は必ず守るという強い信念を持つような人が「責任感が強い人」です。
責任感が強い人に任せたら大丈夫という安心感があり、上司や同僚、仲間からも信頼されています。
「責任感が強い人」を他の表現で言い換えれば、へこたれず頑張って仕事を終わらせる能力を持っている人ということなのです。
与えられた仕事は間違いなくやり抜くというビジネスマンは多くの人から信頼されるのです。
計画的で構想力がある
「責任感が強い人」は物の見方が多面的で様々なアイデアを持っています。
職場の会議でも「あれはどうか、これは使えないか」といろいろな考えや見方をたくさん出してくれます。
このようなタイプは創造的(Creative)な仕事に向いていますが、単純な定常・定型業務にはあまり向きません。
別な言葉で言い換えれば「企画型」とも呼ばれています。
「企画」の類語には「計画」、「構想」などがあります。
企画タイプの「責任感が強い人」を更に類語を使って表現すると「計画的で構想力がある人」となります。
多様性の理解が苦手
「責任感が強い人」は仕事も確実に仕上げるので、仕事に抜けや不具合が生じるような人とはうまくいきません。
注意力が散漫で怠惰な行為が見られる「横着でいい加減な人」に対しては、その行動が理解できず強く当たってしまうこともあります。
「責任感が強い人」は自分は一生懸命きちんと仕事をするので、どうして相手も同じように仕事ができないのかという独りよがりの考えに陥りがちです。
「責任感が強い人」の叱責や注意などの主張や行動は一義的には正しいのです。
しかし、人間には能力の差があるので、力いっぱい懸命に頑張っている人を認めてあげることも大切になります。
「責任感」を自己PRで伝えるコツ・注意点
- 実績や経験に基づく主張をする
- うぬぼれや自己過信を感じさせない言葉を選ぶ
自己PRをする際、履歴書と挨拶文では、伝え方が異なってきます。
共通するのは責任感の強さを相手に伝えるときに「自惚(うぬぼ)れや自己過信」を感じさせるような言葉や説明は慎まなければなりません。
実績や経験などの事実に基づく自己PRは説明や主張がより真実味を帯びます。
自己PRのコツは、できそうもないことや能力を超えた威勢のいいことを書いたりするのではなく、誠実に一生懸命努力して自分は頑張ることが出来るということを丁寧に伝えることなのです。
「責任感」が伝わる自己PR文の例文
「自分は責任感が強い人間だ」といくら言葉で主張しても行動が伴っていなければ信用は得られません。
そこで、責任のある仕事を任され、それを達成したという実績や経験を伝えましょう。
上手に自分をプロデュースし「責任感が強い人」と認めてもらうことは重要です。
部署が異動した時の挨拶文と履歴書の事例を紹介します。
挨拶文の自己PR例文
社内で部署が異動になった時の挨拶文に、自分の責任感の強いことをPRするものです。
同僚とチームワークを組んでスキル標準をまとめ完成させました。
仲間と一緒に必ずやり遂げられると信じていたのが良い結果につながったと思います。
新しい部署でもこれらの経験を活かして頑張りたいと考えています。
よろしくお願いいたします。
難しい仕事を仲間と一緒に行ったという事実が「責任感が強い人」として認められます。
単に、自分が有能で一人でやったのではなく仲間と一緒に粘り強く取り組んで完成させということが、自惚(うぬぼ)れや思い上がりではなく客観的事実として受け入れられるのです。
履歴書の自己PR例文
履歴書での「志望動機」はとても重要です。
自分が「責任感が強い」ということをPRするための例文です。
次々と変化する現場の状況で周りが混乱し支援は困難を極めました。
何とかチームが結束し土砂撤去作業を計画的に実施することで、作業も順調に進み無事終了しました。
この経験から土木技術者として防災事業に携わりたいと考え、河川保全の重要技術を有する御社を志望しました
短い文章で災害支援ボランティアの参加実態や志望の動機を具体的に説明しています。
単に会社の優秀な技術に対する憧ればかりでなく、現場の分析や状況の把握、最後まで作業をやり抜くという貴重な経験を伝えましょう。
そうすることで、企業担当者に対し、計画的に困難に立ち向かった「責任感が強い人材」との印象を与えることが出来ます。
責任感が強い人の短所
わがままで強引、人の話を聞き入れるのが苦手、など「責任感が強い人」にはいくつかの短所もあります。
「責任感が強い人」の弱点は独りよがりで他の人への配慮に欠けるところです。
次に「責任感が強い人」の特徴的な短所をあげます。
- 強引で人の話を聞かない
- なんでも請け負う
- 落ち込みやすい
- 単純な定常業務が苦手
強引で人の話を聞かない
責任感が強い人は強引で人の話を聞かないという短所があります。
自分の考えに自信があるからです。
「わがままな人」と捉えられてしまうことも多いです。
人の話を聞かず自分の考えを一方的に主張するだけでは相手を説得することはできません。
自分の考えに反対する人の意見にも耳を傾けじっくりと話を聞いたうえで、自説が正しいと分かり易く説得することです。
強引で人の話を聞かないという短所を克服するには、誰に対しても耳を傾け、一方的ではない丁寧な対応をとるよう心がけることです。
何でも請け負う
「責任感が強い人」は仕事が出来るため何でも引き受けるという短所があります。
自分の能力ギリギリあるいはそれ以上の仕事を請け負い、頑張って仕上げようとします。
それ自体は悪いことではないですが、期日内に必要なクオリティまで仕上げられなければ意味はありません。
組織として働く以上、自分の能力を正しく理解し、一人では請け負いきれないなと思ったことは素直に人に頼ることもしてみましょう。
背負いすぎて潰れてしまうよりも、相手を信頼して任せることの方が大切です。
仲間や同僚の能力や力量に配慮した仕事を請け負いチーム全体で達成するように心がけましょう。
落ち込み易い
「責任感の強い人」には真面目で誠実な人が多いです。
何でも全力投球で頑張ろうとし、疲れていてもなかなか休みを取らず仕事に集中します。
責任感が強い反面、ちょっとした失敗やつまずきに囚(とら)われ気持ちが落ちてしまうことも多いでしょう。
しかし、自分の特徴を理解して落ち込んだときの対応を間違わなければ更に大きく成長する可能性を持っています。
責任を全うすることを優先するのと同じくらい、常に自分のメンタルにも配慮しましょう。
「責任感が強い人」は自分を問い詰めたり追い詰める傾向がありますので注意しましょう。
単純な定常業務が苦手
新たなアイデアが必要ではなく、淡々とルールにのっとって処理する仕事を「責任感が強い人」は苦手と感じるようです。
逆に言うと、誰もやったことのない仕事に果敢に立ち向かっていける人材なのです。
新しいアイデアややり方など特殊な思考や分析が求められような仕事は「責任感が強い人」はとても得意です。
責任感が強い人の長所
「あの人は責任感が強い」と言われると普通の人は責任感の強さを長所と見ます。
その長所をどのように自分で認識し、それを更に伸ばすかどうかは本人の自覚に大きく依存します。
次にいくつかの「責任感が強い人」の特徴をあげます。
- 真面目で誠実
- 仕事の完成度が高い
- リーダーシップが発揮できる
真面目で誠実
生真面目で約束事は必ず守る、会議の時間なども厳守するタイプは「責任感が強い人」なのです。
物事に本気で誠実に取り組むので仲間からの信頼も厚いです。
また、目標に向かって全力をあげて挑むので上司の評価も極めて高いのです。
「責任感が強い人」を他の表現で言い換えれば、「仕事が出来る人」であり真面目で誠実ということです。
仕事の完成度が高い
論理的な思考と行動、ち密な分析などから与えられた業務の完成度は高いのが「責任感がある人」の特徴です。
仕事の漏れも少なく、確実に仕事をこなします。
「責任感が強い人」というのは言い換えれば仕事の出来る「有能な人材」とも言えます。
結構細かいところにも気が付くので周りの評判も良いのです。
仕事の完成度も含め、総合的な評価から将来が嘱望(しょくぼう)される人材です。
リーダーシップが発揮できる
周りのみんなの信頼度が高く「責任感が強い人」は将来リーダーになる素養を持った人材と言えます。
仕事もでき、人を引き付ける魅力を持つ、言い換えれば指導者あるいは統率者としての能力・資質を有した人材とも言えるのです。
リーダーとして課題提起や問題解決に卓越した能力を有するのは「責任感が強い人」の間違いない長所です。
「責任感が強い人」は自分の能力や才能に自惚(うぬぼ)れ慢心(まんしん)することなく、リーダーシップの研鑽(けんさん)に励みましょう。
責任感が強い女は意外と多い!
女性の社会進出が進み、「責任感の強い」女性の活躍も目立つようになりました。
真面目で正義感が強く潔癖な性格の女性は「責任感が強く」仕事もできます。
パワハラやセクハラに対しても敢然(かんぜん)と立ち向かっていくタイプで大部分の女性からは頼りにされています。
「責任感が強い女性」を言い換えるとすれば、「芯の強い知性に裏打ちされたリーダーの素養を持つ女性」と呼ぶべきでしょう。
女だからという言い訳や差別とは無縁で男性とも対等な立場で議論できる頼りがいのある女性です。
新しい時代の「責任感が強い女の人」は意外と周りに多くいます。
責任感がない人でも身に着けられる
周りから、責任感がないと言われ悩んでいる方も大丈夫!
すぐに強い責任感を持つことは難しいかもしれませんが、一つ一つの行動や考え方を変えるだけで周りから「責任感が強い人」と認めもらうことはできます。
- 仕事を着実に仕上げる
- 信頼を得られる行動をする
- やることを先延ばしにしない
- 「責任をもって仕事をします!」と宣言する
仕事を着実に仕上げる
「責任感が強い人」のように仕事を素早く多量にこなすことが少し難しいと思っているあなたは、「仕事を着実に仕上げる」ことを心がけましょう。
上司や仲間に地道に仕事をしている姿を見てもらい、誠実で着実に仕事を行っていると認めてもらうことが大切なのです。
仕事中にさぼったり抜け駆けするような行為は慎みましょう。
仕事は多少遅いし能率も悪そうだけれど、「真面目で誠実」に仕事をしているという姿を見せるのがポイントなのです。
その理由は「責任感が強い人」と周りから見られる人物の有する条件のひとつが「真面目で誠実に仕事をする」ことだからです。
信頼を得られる行動をする
男女を問わず職場の仲間から信頼されることが「責任感が強い人」の特徴のひとつです。
仲間が困っていたら手を差し伸べ親身になって話を聞いてあげる、自分に余裕があれば「大丈夫?」などの声をかける、などの気遣いをすると良いでしょう。
必要なら仲間の仕事も手伝うくらいの気構えが必要です。
上司の了解を取って実際に手伝うなどして、仲間からの信頼を獲得するのも「責任感が強い人」として見せるための欠かせない事項です。
やることを先延ばしにしない
今日中に自分が出来る仕事をやらず明日に延ばすのは「責任感が強い人」のスタイルではありません。
後回し癖のある人は、とりあえず手を付けてみることを意識してみてください。
「今日できることは今日する」の信念のもとで努力することは「責任感が強い人」に近づくための方法です。
安易で楽しい道筋ではありませんが、「責任感が強い人」になるための大切な第一歩です。
「責任をもって仕事をします!」と宣言する
責任の類語としては既に「義務」などを紹介しましたが、このほかの類語には「役目」、「務め」、「任務」などがあります。
自分を「責任感が強い人」と他の人に認めてもらうには、「責任をもってこの仕事をやり遂げます」と宣言することも大切な行動の一つです。
類語を使って上手に自分が責任感が強い人であることを印象付けましょう。
責任感が強い人かどうかは自分で判断することはできません。
あくまでも自分の能力や才能に関する評価は他の人がするものです。
他の人から自分を「責任感が強い人」と自然に感じてもらうには驕(おご)り高ぶらず誠意を持った自分の意思を淡々と宣言することです。
それは自分を鼓舞したり激励するものであって他の人に強いるものではありません。
決意を宣言するような方法は「責任感が強い人」になるための大切な行為です。
責任感が強いプロフェッショナルを目指しましょう!
「責任感が強い人」の特徴や性格、短所や長所はお解りになりましたか?
「責任感の強さ」は誇るべきことです。
まずは、自分の短所や特徴を認め、「責任感の強さ」を最大限生かせる方法を見つけましょう。
「責任感が強い人」に少しでも近づきたいと考えている方は、「責任感の強い」人の特徴を理解し、自分の行動に落とし込んでみてはいかがでしょうか?
人の能力には差がありますが努力すれば能力は必ず向上します。
大切なことは自分の能力と可能性を信じることです。
日々の真面目な努力が明日につながります。
- 「責任感の強さ」は責任を重んじてそれを果たそうとする気持ち
- 【長所】真面目、几帳面、信頼されやすい
- 【短所】人の話にあまり耳を傾けない、なんでも請け負う
- 「責任感の強さ」をPRする際は、事実を踏まえ自惚れと思わせないようにする
- 責任感は身につけられる