あなたは「なので」という言葉を正しく使えていますか?
実は、「なので」は使い方を間違えやすい日本語です。
この記事では、「なので」の意味や使う上での注意点、ビジネスシーンで使える言い換え表現まで徹底解説します!
これを読めば、もう失礼を恐れずあらゆる立場の人と積極的にコミュニケーションを取ることができます。
マイナビ転職 |
(5.0) |
- 幅広い職種で採用を成功実績あり!
- スカウトサービス機能がとっても便利!
doda |
(4.0) |
- IT・エンジニア系・技術系の求人情報が多い
- 転職サイトと転職エージェント両方のサービスを受けることが出来る
リクナビNEXT |
(3.0) |
- 掲載企業数3年連続No.1
- 多くの求職者から最適な⼈材を集める、求⼈広告型の採⽤⽀援サービス
目次
「なので」の意味と使い方
そのため、文頭で使うのは正しくないとされています。
「なので」を正しく使うには?
「なので」を正しく使うには、前後に来る文章の配列を意識しなければなりません。
「なので」は、順接の文章で使われます。
「原因」→「なので」→「結果」という順番で文章を配置すれば、「なので」を正しく使えていることになります。
- 甘いものが好きなのでケーキが大好物です。
- 平日は仕事なので6時に起きます。
- 普段はデスクワークなので、運動不足が気になります。
「なので」は文頭では使えない?
「なので」は、「だ」+「ので」の連語であり接続詞なので、一般的に文頭で使うことはできません。
ただし、文法的に正しくはないものの、現代では「なので」を文頭に使うことが認められつつあります。
- こちらのスーパーは、ティッシュが売り切れです。
なので、ほかのお店に行きましょう。
「なので」はビジネスの場では使えない?
結論から言うと、「なので」は、ビジネスの場では使用しない方がよいです。
特に、履歴書や面接では使用は控えましょう。
「なので」は「だから」と同じ意味合いで使うことができ、丁寧さに欠ける言葉だからです。
「なので」自体は正しい表現ですので、同僚や後輩には使用しても問題はありません。
しかし、カジュアルな印象を与えてしまう可能性があり、目上の人に対してやビジネスの場では使用を控えましょう。
また、目上の方がいない場面でも、会議やプレゼンテーションなどビジネスの場では「なので」の使用は控えた方が良いでしょう。
ビジネスシーンでは、日頃から「ですので」や「したがって」などに言い換えて使用することで、上司や取引先のお客様など、目上の方に対してうっかり「なので」を使用してしまうといったミスを防ぐことができます。
◎社長が到着する予定ですので、迎えに行きます。
「なので」「ですので」「だから」の違いと使い分け
「なので」は使う場面に注意が必要な言葉であることは分かりました。
それでは、似たような表現の「ですので」「だから」について、「なので」との違いや、それぞれの意味と使い方を解説します。
「なので」と「ですので」の違い
「ですので」は、「なので」の敬語表現です。
「なので」の丁寧語
「なので」と「だから」の違い
「だから」は、かなりラフな言い方がされている接続詞です。
「なので」とほとんど同じような意味があるものの、よりカジュアルな雰囲気があり、ビジネスの場では、ほとんど使う場面はないです。
かなり信頼関係のある職場の同僚や、友達と会話をしている時に「だから」が使われていることが多いです。
「なので」はビジネスシーンでは使えない!言い換え表現を紹介
ビジネスシーンでは「なので」の使用を控えたいですが、一体どう言い換えればいいのでしょうか。
- そのため
- したがって
そのため
「そういうわけで」「それゆえ」という意味の接続詞で、「なので」と同じように順接の表現です。
- ウイルス性の病気が流行しています。そのため、外出は控えましょう。
したがって
こちらも同様に前の文と結論をつなぐ役割ですが、「なので」よりも丁寧な印象になります。
- 事故の発生にしたがいまして、商品を自主回収させていただきます。
履歴書や面接で「なので」は不適切?正しい書き方
面接や履歴書で「なので」は使うべきではありません。
- 敬語ではないから
- 砕けた話し言葉であるから
「なので」は敬語表現ではない
「なので」は敬語表現ではないため、ビジネスシーンや目上の方に使うためには、言い換えが必要です。
そのまま敬語に言い換えると「ですので」になります。
ただし、「ですので」も口語表現であるため、履歴書で使用するのであれば「ですから」「そのため」「したがって」などが適切でしょう。
「なので」は砕けた話し言葉である
「なので」は砕けた印象の話し言葉です。
そのため、ビジネスや就活で使用することは適切ではありません。
その上、「なので」は口語表現であるため、公文書や論文でも適切でないことを覚えておきましょう。
「なので」で論理的な文章を作成する
自分の最終的な考えを相手に伝えるためには、自分の意見の理由について理解してもらわなければなりません。
そして、「なので」は理由について上手に言及して、最終的な意見について報告するのに役立つフレーズです。
そのため、この記事の中でも紹介された「なので」や、「なので」と似た意味がある言い回しを生活の中で使いこなして、論理的な文章を作成するのは大切なことです。
「なので」を正しく使い、スムーズなコミュニケーションが取れるようになりましょう!