活動報告・事務局報告
迷子ペット捜索及び迷子ペット保護管理支援事業について

2016年03月18日

東日本大震災の救護活動については、東北3県の現地の救護本部の活動も終了し、本協会が現地動物救護本部の意見を聞きながら実施してきた諸事業も終わりを迎えつつあります。色々とご協力を寄せていただきました方々に対しましては、あらためて厚くお礼を申し上げます。
つきましては、経過報告を兼ねて、迷子ペット捜索及び迷子ペット保護管理支援事業の経緯について概要をまとめましたので、ご参考までにアップさせていただきます。

本協会では、平成26年の7月より、東日本大震災の「被災動物サーチプロジェクト(迷子ペット捜索事業)」を実施してきているところです。
当該事業に関しては、これを始めた時に、朝日新聞などがその広報記事を掲載してくれるなどの協力をしてくれたところです。
<朝日新聞の記事>
朝日新聞記事

保護収容されたペットが無事に譲渡されたり、元の飼い主に返還された報告をいただくたびにほっと胸をなでおろす一方で、未だに飼い主が見つからずに保護収容され続けているペットがいることを、本救援本部としても深く憂慮しております。しかし、未だに少なからぬ数の犬や猫が自治体・動物愛護団体・ペット病院などに保護収容されていることが明らかになりました。

このような状況において、献身的に被災ペットの保護収容をされている各愛護団体やペット病院の方々から、保護収容を継続し続けることのご苦労を伺うことが少なくないことから、そのご尽力に対して、また、保護収容されている被災ペットが幸せに暮らせるように、本救援本部として何らかのご支援ができないものかということについても、現地の動物救護本部などの関係者との調整を含めて、鋭意、検討を続けてきました。

理事会等における審議・検討の結果、本救援本部におきましては、引き続き当該「被災動物サーチプロジェクト(迷子ペット捜索事業)」をより積極的に推進していくために、「調査の継続(調査対象の拡大、未回答団体に対する再調査など)を実施」してきたことはもちろんですが、これに加えて、平成26年3月に、当該調査結果をもとに迷子ペットを保護収容されている方々に対する「ペットフード等の物資の支援」を実施することとしたものです。

支援は、調査に回答をしてきた団体のすべて(自治体を除く)を対象として、被災ペットの保護収容頭数に応じて、ペットフード等の物資に限定しての支援を行いました。

また、支援額ですが、東京都が公表している犬及び猫の飼育経費(犬が1年あたり約14万円、猫が1年あたり約8万円)、アニコムが公表している犬及び猫の飼育経費(犬が1年あたり約34万円、猫が1年あたり約18万円)のうちのペットフード及びトイレ用品にかかる費用の推計値(約6割~8割と想定)、また、保護収容されている被災ペット(犬及び猫)の平均余命を約5年間として、各保護収容施設における今後の費用(ペットフード及びトイレ用品のみ)を算出しました。しかし、この全額を支援することは、予算的に無理がありますし、各動物愛護団体等はご自身の団体の予算を確保して被災ペットの保護収容事業等を実施されていますので、その費用の一部に当たるものとして支援を行いました。

「ポイント」による支援を行った理由ですが、現金の支援となりますと、その使途に関する管理・指導・監査を行うことが、本協会では事務的・予算的に困難なためです。

なお、このポイントは、例えば1万ポイントの購入価額は1万円ではない割引調整価格で購入したり、小売店などで市販されているペットフード等の価格よりも低く設定するなどして(支援サイトに掲載されている各種ペットフード等のポイント数を1ポイントを1円と仮定した場合の話ですが)、首尾一貫して、本協会の予算の有効活用に努めているところです。

ご注意頂きたいことは、本サイトのポイント数を1円と仮定した場合、各種通販サイトと比べて少々割高な商品も一部にあります。その一方で、各種サイトの最安値よりも割安な商品もあります。一部に割高な商品がある理由ですが、これは賞味期限の有効期間や品質保証を担保した結果によるものです(特に輸入商品については正規代理店ルート以外のもの、賞味期限が迫っているものがネット上で比較的安く販売されている傾向があるようです)。しかし、全商品を通じて平均的に見た場合には、各種通販サイトと同水準以下になるように配慮しているとともに、繰り返しになりますが、ポイント自体も割引調整価格となるようにして本協会の予算の有効活用に努めています。

なお、各動物愛護団体からは、高価なプレミアム商品を望む声がある一方で、種類や賞味期限の残り期間はこだわらないので安く買えるものを揃えて欲しいという声も寄せられています。このようなことから、当該支援は各動物愛護団体の被災迷子ペットの保護収容経費の一部を下支えするための支援であることを考慮しつつ、ペットフードをより低いポイント数で購入できるようにするために、現在、平成28年4月を目途に対応できるようにサイトのリニューアル、寄贈物資の募集及び利活用の準備を進めているところです。

 
また、掲載されていない商品を望まれる場合は、個別に相談に応じてきているところですので、「商品のラインナップが限られており、普段与えていた餌が買えない」ということはありませんし、そもそも当該支援はシェルター運営経費等の一部を支援しているものであり、当該支援と各動物愛護団体自身で確保されている予算との組み合わせを工夫しながら活用していただけるように努めているところです。

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