活動報告
警戒区域への一時帰宅に際しての支援活動

2011年05月26日

警戒区域への一時帰宅に際しての支援を行いました。支援内容についてご報告いたします。
日時:平成23年5月11日~13日

支援内容:

1) 警戒区域より保護した動物の除染

2) 健康チェック(+応急措置)

3) 福島県シェルターでの収容

4) 一時帰宅中継地点での飼い主への聞き取り作業

5月11日

5月10日に川内村を対象に行われた一時帰宅において、環境省と福島県が、ペットの持ち出しに関する住民への聞き取り調査を行いました。どうぶつ救援本部では、その結果をもとに翌11日に回収・保護された動物の健康チェックなどの支援を行いました。

警戒区域で保護された動物がシェルター(福島県動物救護本部所管)に到着するのを待つ間、シェルターのドッグトレーナーさんたちの指示に従い、犬舎の清掃などのお手伝いをしました。 県獣医師会により、体調の悪い犬の診察が行われました。どうぶつ救援本部より派遣した獣医師が支援し、点滴等の処置を行いました。


この日、回収・保護されてきた犬2頭、猫2匹が収容されました。スクリーニングの結果、幸いいずれの動物も健康に問題のない数値で、除染の必要がなかったため、ケージ等の準備をし、受け入れ態勢の確保をしました。

5月12日

12日は、川内村と葛尾村の一時帰宅の日です。どうぶつ救援本部は、ペットの持ち出しに関する住民への聞き取り調査を行いました。

環境省と福島県により、警戒区域外に開設された中継地点にハードキャリー・首輪・リード・フードが用意されました。これらの物資は、皆様からどうぶつ救援本部物資集荷所に寄せられた物資が含まれています。 中継基地地点の川内村村民体育センターに、ペットの回収・保護希望窓口が設置されました。この窓口には、用意してきたリードや首輪、キャリーバッグ、小分けにしたペットフードなどの物資を並べました。

一時帰宅に関する住民への説明会において、福島県の担当者よりペットの持ち出しに関する以下の説明がありました。

・一時帰宅時のペットの持ち出しは不可。

・ペットの飼い主には、リード・首輪・キャリー・フードをお渡しするので、帰宅時に動物がいたら、犬はリード・猫はキャリーで保護し、玄関先等に置いてきてもらう。

・翌日に、県職員などが動物の回収・保護を行う。

・ペットがみつからなくても、お渡ししたフードは撒いてきてもらう。
・ペットがみつからなくても、お渡ししたキャリーやリードは置いてきてもらう。(キャリーを持ち帰ることで、自宅から持ち出すものが減ってしまうことがないように配慮)

これらの説明後、希望者に物資を渡す際に、識別番号・動物種などを聞き取りました。
一時帰宅終了後、出発前に聞き取りをした方に、動物が保護できたかどうか・どこに繋いだ(キャリーを置いた)かを確認し、住宅地図に記載しました。この住宅地図を元に翌日の回収・保護を行うのです。
住民への確認の結果、猫2匹が飼い主により保護されたことがわかりました。翌日の回収・保護を待ちます。

5月13日

11日と同様に、警戒区域からの動物の回収・保護を待つ間、シェルターの清掃など、動物のお世話のお手伝いをしました。12日の聞き取り結果に基づき、2匹の猫は無事にシェルターに保護収容されました。
警戒区域への一時帰宅は今後も続いていきます。私たちも、環境省や福島県の要請に基づき、引き続き支援をしてまいります。

日時:平成23年5月22日

どうぶつ救援本部からの派遣者:獣医師2名、動物看護師2名、愛玩動物飼養管理士1名

支援内容:

・一時帰宅中継地点での飼い主への聞き取り作業

・聞き取りに併せて、一時帰宅の際にペットを保護するための物資提供

・その他

支援対象:田村市/76世帯、130名

※今回の一時帰宅では、田村市によりペットの飼育に関する事前調査が済んでいたため、当日にペット飼養者から聞き取る項目が少なく、スムーズに受付対応を行うことができた。

5月22日

22日は、田村市の一時帰宅が実施されました。どうぶつ救援本部は、田村市古道体育館に開設された中継地点において、ペットの持ち出しに関する住民への聞き取り調査等を行いました。

福島県庁から中継地点に運び込まれたキャリーやリードなどの支援物資は、皆様からお寄せいただき、物資集荷所(新宿御苑内)で仕分けした後に福島県にお送りしていたものがほとんどです。一時帰宅に併せた動物救援事業に、とても役立っています。

写真は、ペット保護に関する窓口です。ここで環境省とどうぶつ救援本部のメンバーが、飼い主さんに聞き取り調査をし、キャリーやペットフード、リードなどをお渡しします。


5月10日、12日の一時帰宅のときと同様に、住民への説明会において、福島県の職員からペットの持ち出しに関する以下の説明がありました。


・飼い主による一時帰宅時のペットの持ち出しは不可。


・ペットの飼い主には、リード・首輪・キャリー・フードをお渡しするので、帰宅時に動物がいたら、犬はリード・猫はキャリーで保護し、玄関先等に置いてきてもらう。


☆ただし今回は前回と違い、一時帰宅当日も時間が許す限り動物の回収・保護に回ることができました。

さっそく、窓口に来てくださった飼い主さんに、物資をお渡しします。

このとき、動物種や飼育方法についての聞き取りを行いました。

飼い主さんたちが出発後、回収・保護班も出発です。

冷たい雨の中、防護服にレインコートを着込んだ福島県の職員が、キャリーを抱えて車に乗り込んでいきました。今回は、東京都からも職員が応援にかけつけており、2台の車が、動物の保護・収容のために同時に出発しました。

一時帰宅終了後、飼い主さんに動物の保護状況について確認しました。このときすでに回収・保護班に保護してもらえたという飼い主さんもおり、県庁・都庁の皆さんの素早い対応に、飼い主さんは安堵の表情を浮かべていました。

この日、無事に保護された動物は犬2頭・猫8匹。
保護できなかった動物のために、飼い主さんは自宅の周辺にフードを撒き、回収・保護班はトラップケージをしかけてきました。このトラップケージは翌日(23日)に回収に回ります。


その他にも、飼い主さんの手によって玄関先に繋いでおくことができた犬の情報などを住宅地図に書き込み、これらの動物も翌日回収・保護の対象となります。




22日の一時帰宅で無事に保護された犬。緊急の治療の必要もなく、元気な様子でした。

支援内容

・一時帰宅中継地点での飼い主への聞き取り作業

・聞き取りに併せて、一時帰宅の際にペットを保護するための物資提供

・環境省より委嘱を受けた獣医師による、警戒区域内での動物保護

支援対象 市町村(中継地点)

5月25日

●富岡町(川内村体育センター)

●南相馬市(馬事公苑)

5月26日

●双葉町(古道体育館)

●浪江町(馬事公苑)

5月27日

●双葉町(古道体育館)

●浪江町(馬事公苑)

●南相馬市(馬事公苑)

今回は5月25日から27日までの三日間にわたり、南相馬市、富岡町、双葉町、浪江町で動物の保護のお手伝いをいたしました。まずは今までと同様に、ペット保護受付にて動物の飼育に関する聞き取り調査を実施。聞き取り調査に併せて、飼い主さんには必要な物資(キャリーやペットフードなど)をお渡ししました。




馬事公苑:飼い主さんから聞き取り中古道体育館:受付で皆さんにお声がけ中

聞き取り調査後、環境省から委嘱された獣医師や福島県庁の職員が警戒区域へ出発しました。
この三日間も、前回同様に一時帰宅当日に回収・保護に入ることができました。
また、27日には当本部メンバーの獣医師も環境省から委嘱を受け、警戒区域での保護に参加しました!

防護服着用のお手伝いや、皆さんが区域内で確認するための地図に動物情報を書き込む
ことなども、私たちの支援活動の一環です。



手袋を二重にはめなければいけないので、細かい作業が一苦労です。



警戒区域に入る前に、地図で動物情報ポイントをチェックします。



防護服を着て、ビニール袋に入れたリードを持ち、これから警戒区域内に出発です。

三日間で、犬25頭・猫15頭が保護されました!

動物たちはスクリーニングの後、シェルターへ移送されます。この中には、飼い主さんから保護依頼された動物だけでなく、放浪していた動物たちも含まれています。どの動物にも、一日も早く、飼い主さんが見つかることを祈っています。




南相馬市で保護されました。




双葉町で保護されました。

シェルターでは、警戒区域からやってくる動物たちのためのケージを設置したり、すでに収容されている動物たちのケアにあたりました。



猫たちが喜ぶ2段ケージです。

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